てんから庵・爺 ご案内、
てんから庵へ ようこそ・・・。 |
奥秩父 滝川は古礼沢出合い下の通ラズにて |
・ | 私の釣りは、 深山の流れに竿差そうとも、釣果を求めるものでも大物を釣ることでも釣趣を求めるものでもありません。 奥深い細流で美しい景観の風情を楽しみ、棲む赤い岩魚達と毛鈎で遊ぶ・・・と云った他愛のないものです。 苔生して幽静な秩父の谷は美しい・・・ 『秩父の美しさ趣は、山の頂でなくその谷にこそある・・・』 幾多の先人は申されました。 秩父山塊の苔生した原生谿に身を委ね、其の清冽な流れと幽林とに至福の時を過ごす。 古を偲んで杣道を辿り、九十九折れに喘ぎ、峡間の通ラズに天を仰ぐ、 至るを桃源郷かと狂喜し、塞がる断崖に『アァ・・・』と嘆息もしました。 或る刻は赤い岩魚達をさがして源流を遡行し、 或る刻は消え行く杣道古道を探り辿り、また或る刻は金鉱石でも拾わんかなと・・・。 そんな 他愛ないそのことに魅入られてより、はや四十年余を経てしまいました。 したがって 山登りでも、沢登りでも、釣りの情報サイトでもありません。 てんから竿一本を背負い気侭に奥谷を辿り綴った、自分史のようなものです。 何時かの或る日 秩父の奥谿で偶然にも貴方さまにお逢いできることを楽しみにしております。 杣女 爺 平成十一年 吉日 |
人の定、寄る年波は如何ともしがたく、奥域への釣行は無理と断じ平成の終わりをもって源流域への釣り逍遥は打ち止めといたしました。 これからは、これまでは辿ったことのない下流域を巡りつつ長年にわたって辿りつづけた奥域を追憶の中で辿って行くことといたします。 令和元年 吉日 |
・ | 各コンテンツの内容について | ・ |
・今となっては、二十年も三十年もの前の遠い昔のことなのですが。 今でも懐かしく想い出されます。 |
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・秩父山塊の渓々の水系別概要です。 | |
・各渓々の遡行概念です。 刻を経て渓も様変わりもしたでしょうが、少しは遡行の参考になるかもしれません。 |
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・山塊に棲む岩魚達について。 | |
・山塊の岩魚達の画像です。 | |
・酔狂なもの、釣り以外で彷徨った記録です。 | |
・私は、この様な竿・仕掛け・釣り様にして奥谷の岩魚達と遊んでいます。 |
・ | 参考にさせていただいた書籍・文献 | ・ |
新篇武蔵風土記稿第十三巻 | 日本アルプスと秩父巡礼(田辺重治) | 山の憶い出(木暮理太郎) | 奥秩父(原全教) | 続奥秩父(原全教) | ||||
奥秩父研究(原全教) | 回想の奥秩父(原全教) | 奥秩父の山と谷(山と渓谷社) | 奥秩父(山と渓谷社) | 回想の秩父多摩(河野寿夫) | ||||
テンカラ逆さ毛バリ(右田政夫) | 毛バリ釣りの楽しみ方(桑原玄辰) | 他 |
・ | ・ご理解・ご容赦いただく事・ | ・ |
一、漁協による釣魚放流の渓流域・人工構築物(堰堤など)の在る下流域は殆んど逍遥の対象としてはおりません。 二、谿筋・道筋は辿った時の状況です。様相はその後に変わっているものとも思います。豪雨・大雨があれば即一変もいたします。 三、谷筋の様相について(例えば瀑布の高さ)等は目測と諸文献などを参考にしておりますが、正確とはいえません。 四、サイト内に諸々の“時間”が記されていますが(例えば、遡行時間)、あくまでも足弱で道草食いの個人的な経過時間です。 五、ホームページ開設以来、「遡行の記録」についてはパスワードを設定して伏せていましたが、 数十年も前の記述でもあり、谿川の様相も変わり差支えなかろうと、平成三十一年にパスワード設定を除きました。 |
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