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秩父山 塊 岩 魚

此のコンテンツは、或る程度の事実・史実に基ずくとも。 云わば お伽話 として ご覧下さい。
尚、 【復刻岩魚】連の協力と助言の上に作成しています。

岩魚の分類については実に諸説紛々ですが、ここでは大島正満博士の後期説を採っております。
(故に) 日本のイワナ属 S.leucomaenis (オショロ コマ以外) は、その体側斑紋点の色・彩・形の違いから三種の亜種分類され。
三種とは 〜 エゾイワナ(S.leucomaenis leucomanis) ・ニッコウイワナ(S.leucomaenis pluvius) ・ヤマトイワナ(S.leucomaenis japonicus)

此処 秩父山塊の荒川水系に棲む在来の岩魚は亜種ニッコウイワナだが、地方亜種は其の特徴から通り称して赤いが故に広義に 「岩魚」 狭義に 「秩父イワナ」 と呼ばれる。
く装う様は、或る地域は朱紅斑点を濃く装い、或る地域は各鰭にまで橙朱を刷く、其々である。
秩父イワナと呼ばれる地方亜種は二種と考えられる。一種は奥秩父タイプであり、もう一種は奥武蔵タイプで両種の違いは顕著である。
また、他地方で「定岩魚」あるいは「居付き岩魚」と呼ばれる地方亜種に赤色斑点を持つものも居るが、それらとの厳然とした違いは、それらの殆どは各鰭の親骨が白色であることである。

く装う 彼らの 出生の謎は・・・ 判然としない。 各処で昔人から赤いが故に “岩魚” “魚” “イモ魚” と呼ばれ親しまれた。
古えの山村の童達は流れに彼らを追い遊び、 杣人達は彼らを殖やし続けた、 酔狂からではない 生活の大切な糧であった。
こんな語りがある
 「炭焼き作るにゃ 前の流れに魚が棲まなきゃ ならぬ・・・、棲まなきゃ 棲ませておきゃ ならぬ・・・」 と。 
 
しかし今、無作為な他県産の異種放流により交雑してしまい、或は無謀な釣師による乱獲によって激減してしまった。
荒川水系の殆ど(90%以上)で見られる岩魚は、こうした異種との交雑種であって、高瀑などで隔絶された環境とか釣師の入らない奥域や細流の一部でしか見ることはできない。


さて・・・ 
く装った 彼らの 姿は何処に・・・。

秩父山塊の奥域の険峻な谿にのみ棲む (奥武蔵タイプ・尺前後 )


岩魚の謎 浪漫は果てなし ・何の知識も無い“釣り人”が岩魚と遊べば・・・謎、浪漫は果てなし。 (終ることなし、少しづつに作成中です・・・。)
秩父山塊の岩魚は二種・・・、 岩魚は、何故に棲む流域によってこうも違うのだろう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
岩魚の形態分類による系統位置・・・、 岩魚の、イワナ属での系統位置は何処。
イワナの亜種別の特徴は如何違う・・・、 ・イワナ属の亜種によって、その特徴は如何違うのだろう。
岩魚は、何処に・・・、 岩魚は、秩父山塊の何処の山襞に棲んでいるのだろう。
岩魚の歴史概念の仮説・・・、 岩魚の、其の生い立ちを至極無責任に考察すれば。
岩魚は、何故に山を越えて・・・、 岩魚は、何故に高い山を越えて別の流域にまでも棲むのだろう。
岩魚は、なぜ何故赤い・・・、 岩魚は、何故に体を朱で佩き朱紅点で装うのだろう。
岩魚は、何故に奥域にまで・・・、 岩魚は、何故にこんな奥域の細流にまでも棲むのだろう。
秩父山塊の岩魚は危機  ・秩父の山塊に棲む岩魚を守ろう。 今 乱獲と無作為放流により危機的な状況。此の儘では絶えてしまう。
岩魚の産卵 ・晩秋の暖かい日、岩魚の棲む谷で ソット穏やかな流れを覗いてみると・・・。
岩魚、探釣の谿・場所の備忘 ・何処で、何時、如何だったのか。探釣の備忘です。



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