岩魚の形態分類による系統位置


岩魚の形態分類による系統位置


秩父山域に棲む顕著な地方亜種岩魚、
岩魚二種(奥武蔵タイプ・奥秩父タイプ)の系統図です。
形態分類(形状形態と色紋様形態)によるものです。
形態分類は殆どDNA分類に合致するのです、無論のこと遺伝子の構成から形態は作られるのですから当然です。


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(注)ゴギは地方亜種でなく亜種として分類されている説もあります。

系統図に示されているように、
奥武蔵タイプはニッコウイワナの地域変異の進行した純粋な地方亜種としての位置、
広義の形態は少し違えども他の狭小な地域でも見られます(雑魚川の朱岩魚など)。
奥秩父タイプはニッコウとヤマトイワナとの亜種間の交雑によって派生した地方亜種、
それも近い過去に派生し自然繁殖魚として定着した地方亜種と考えられるのす。
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